この記事では、土用の丑の日にもよく食べられる、『うなぎ(鰻)の肝焼き』の「ウナギの肝」の栄養価について、
- うなぎ(鰻)の肝の栄養分は鉄分やビタミンA?
- うなぎ(鰻)の肝は目に良いって本当?
- うなぎ(鰻)の肝は子供・妊婦さんは食べてはいけないの?
といった気になる事をまとめてみました!
目次よりお好きなところからお読みいただけます^^
うなぎ(鰻)の肝の栄養分は鉄分やビタミンA?
土用の丑の日にはスーパーに鰻が並び鰻を食べる!
もはや日本人の行事の一つですよね!最近では、スーパーにも「鰻の肝」が並んでいます。
鰻に栄養があるのはもちろん知っているという方も多いとは思いますが、「うなぎの肝」にはさらに栄養がたっぷりあるのでは?と思いますよね!
実際、鰻の身以上に栄養があるのが鰻も肝なのです!
鰻の肝に含まれる栄養価を調べてみると、
鉄分・葉酸・ビタミンA・ビタミンE・ビタミンB12
など、なかなか普段の食事ではとりにくい栄養素が豊富に含まれています。
参考にさせていただいたのはコチラのサイトさんで、栄養・カロリーを計算できるサイトです。
鰻の肝には、レチノール当量、葉酸、銅、ビタミンB12、コレステロールが多く含まれます。
レチノールとはビタミンAのことで、水に溶けにくく油に溶けやすい脂溶性ビタミンのひとつ。
ちなみにうなぎの肝は鉄分も豊富です。
鉄分の多い食品ベスト14に入っていました!(こちらを参照)。
鰻の肝に特に多い栄養分5つ、
- ビタミンA
- 鉄分
- 葉酸
- 銅
- ビタミンB12
についてそれぞれ、体にどう良いのか?をまとめました。
うなぎ(鰻)の肝の栄養価・鉄分と葉酸
鉄分は血液中の酸素を供給する役割の「ヘモグロビン」をつくっている栄養素。体で鉄分が足りなくなると貧血だったり、頭痛や朝起きれないや慢性的なだるさを引き起こします。
葉酸は水溶性ビタミンB群の一つで、新しい赤血球を作る際に必要な栄養素です。
ちなみに鰻の肝には鉄分が100グラム中4.6mg入っています!
うなぎ(鰻)の肝の栄養価・銅
「銅」という栄養素をあまり気にしたことがないという方も多いのではないでしょうか?
銅は、ミネラルの中の一つで、ヘモグロビンと鉄を結びつけるのに必要なミネラルなのだとか。
銅が不足していると、鉄が十分にあっても結合できずに貧血になってしますそう!知らなかった~。
銅が豊富に含まれているのは鰻の肝意外に、牡蠣や牛レバー、ゴマに多く含まれているそう!
鉄分不足の方は「フェリチン」を増やすサプリがおすすめ!
私もフェリチン不足ですがフェリチン不足のお母さんから生まれた子供もフェリチンの値が少ないのだとか。
フェリチンが少ないと発達にかかわるという本も。(これ買いました!お子さんがいらっしゃって、発達に悩んでいるなら本当におすすめ!)
うなぎ(鰻)の肝の栄養価・ビタミンB12
鰻の肝にたっぷり入っている栄養素ビタミンB12ですが、不足すると皮膚炎や口内炎、貧血など影響がでます。
ビタミンB12には「造血」ビタミンとも呼ばれ、血液を作り出すのに必要なビタミンなのだとか。
睡眠リズムを整えて、不眠症を緩和するという働きもあるので眠れないな~という人はビタミンB12不足なのかも!?
(参照:VoCE)
そして、一番注意したいのが「ビタミンA」!
摂らな過ぎてもよくないし、摂取して過ぎてもよくない、それがビタミンAなんです。
鰻の肝にはこの「ビタミンA」が豊富なので、妊婦さんは特に注意が必要ですよ~!
うなぎ(鰻)の肝の栄養価・ビタミンA
ビタミンAは皮膚や粘膜の潤いを保ったり、視覚障害(夜盲症)の予防やカロチンの吸収を助けるといった効果があるそう。
一方、過剰に摂取すると頭痛などの症状が起きるのだとか。
肉類に含まれているのが「レチノール分量」。そして緑黄色野菜に含まれるのが「カロチノイド」です。
レチノール分量には摂取する制限が設けられていますが、緑黄色野菜に多く含まれる「カロチノイド」には制限はないそう。
そして、一日にビタミンAをどれくらい摂ればいいのか?ですが、
年齢、性別で少々違いはあるものの、だいたい600~800㎍RAE/摂ればいいそう。
しかし、鰻の肝はたった10グラムですでに一日に必要な量の70%もビタミンAを摂取してしまうので食べすぎはお勧めできませんね!
その辺がかかわってくるのが、
『子供・妊婦さんは鰻の肝を食べてはいけないのか?』どうかです!
うなぎ(鰻)の肝は子供・妊婦さんは食べてはいけないの?
うなぎの肝に栄養が豊富なのはわかりましたね!
特に血液を作るための役割をする栄養素がいっぱい!
私も経験があるのですが、妊婦さんは貧血になりやすいんです。
なので積極的に鉄分や葉酸を摂らなければならないのですが、「うなぎの肝」はちょっと待った!
先ほどもお伝えしましたが、ビタミンAは食べすぎ注意ですよ~!
その理由が、
ビタミンAは妊娠中も必要なビタミンですが、妊娠3ヶ月までの過剰摂取により赤ちゃんの耳の形態異常が増えることがわかっています。
参照:セントローズクリニック
妊娠中、初期は特にビタミンAの摂りすぎには注意です。
具体的にどのくらいが目安かというと、
妊娠中の必要量は1日2000 IU(600μg)で、上限は1日 5000 IU(1500μg)です。
これは、鰻の肝10gほどで満たしてしまうような量。
さらに鰻の身にもたっぷりビタミンAは入っているので、妊娠初期にうなぎの身とうなぎの肝を頻繁に食べるのはおすすめしませんね。
鉄分が必要だからといって妊娠初期に動物性のレバーばかり食べるとビタミンAの過剰摂取になるのでお気をつけて!
ただ、こちらのサイトにもあるように、食事からのビタミンAの摂取はそれほど心配はないようです。(参照:JA)
うなぎ(鰻)の肝・子供(幼児含む)は食べていい?
子供さんと一緒に「土用の丑の日」に鰻を食べる!私も毎年しています。
個包装で便利!おすすめです↓↓
しかし、鰻の肝を子供が食べていいかどうか?を気にする親御さんも多いようですね。
それもやっぱり「ビタミンA(レチノール当量)」が関係しているよう。
子供のビタミンAの摂取上限が、1歳~9歳で600~1200(㎍RAE/日)なのだとか。
つまり、小さい子供が鰻の肝を2粒ほど食べるとすぐに摂取上限になってしまう可能性がありますね。(あくまでもデータで比較するとですが)。
ただ、毎日沢山食べると確かに良くないと思いますが、たま~に食べるだけなら問題ないのではと思います。
だから「うなぎ」は特別感があるのかもしれませんね!
うなぎ(鰻)の肝は目に良いって本当?
「ウナギの肝は目に良い」というのも聞いたことがありませんか?
目が疲れていたり、目がかすんだりといった事、現代人にはよくある症状ですよね。(わたしもです)。
鰻の肝がいいと言われる理由もやはり「ビタミンA」にありました。
目の疲れやドライアイには「ビタミンA」がいいと言われているそうです。
ビタミンAは冒頭でもお伝えしましたが、足りなくなると視覚障害になりかねないという栄養素です。
不足すると目の粘膜が乾燥しやすくなり、目が乾くといった症状や結膜炎にかかりやすくなるなど不調が起きてきます。
目や粘膜に良いのは本当ですね!
ただ、やはり摂りすぎはいけないらしく、過剰摂取にならないよう、サプリメントを飲む際は注意してくださいね!
一日に必要な量・最大摂取量はコチラのサイトを参考にしてみて下さい。↓↓
年代別にも分かれていますのでお子さまの年齢でもチェックできますよ^^
【鉄分を摂るならフライパンを変えよう!】
体がだるい原因は貧血だった!?サプリに頼らない貧血予防法も
うなぎ(鰻)の肝の栄養価は?目に良いが子供や妊婦さんは注意!【まとめ】
今回は、鰻の肝の栄養価について、どんな役割をするのかや子供や妊婦さんが食べていいのか?などの疑問を調べてみました!
結果としては、子供さんや妊婦さんは程よく食べるのがおすすめ。
栄養価が詰まっているうなぎの肝ですが、食べすぎると「ビタミンA」の過剰摂取になってしまうようです。
特に妊娠初期の方はお気を付けくださいね!
鰻と肝のセット↓↓
それでは最後までお読みくださりありがとうございました!