毎週水曜日の夜10時~10時45に放送されている
【未来世紀 ジパング】という番組、今回は”諦めの悪い男たち”というテーマで放送されます。
その中で、
バングラディッシュ『納豆と同じネバネバと同じ成分を使った浄化剤』を発明し、貧しい人たちでも買える、激安の水の宅配ビジネスを立ち上げた人物が紹介されます。
その人物とは、
日本ポリグル株式会社会長の 小田兼利氏です。
そもそも納豆と同じ菌を使ってなぜ汚れた水が飲料水になるまで浄化できるのか?
その原理が気になりましたので調べてみました。
また、日本でも災害時などに利用可能なのか、その値段と保存期間なども調査しました。
目次よりお好きなところをお読みいただけます^^
【納豆菌の水質浄化剤】なぜ浄化できる?原理を調べてみた
納豆というと、大豆の発酵食品・ネバネバで臭いが苦手な人もいる・朝ごはん・・・などなどのイメージがあると思います。
特に納豆の匂いに関してはお世辞でも「いい香り」とはなかなか言えないですよね。
そんな日本人にはなじみのある「納豆」のネバネバ成分が「水質浄化剤」になるとは想像もつきませんね!
一体なぜ、「納豆」が「水質浄化剤」になるのでしょうか?その原理を調べました。
納豆のネバネバ成分は「ポリグルタミン酸」
日本ポリグル株式会社の開発した「PGα21Ca」という凝集剤には、納豆のネバネバ成分であるポリグルタミン酸を主原料として、その他にカルシウム化合物を添加した水質浄化剤なのだそう。
その、「ポリグルタミン酸」という成分が、なぜ水質を綺麗にしてくれるのかというと、
水中の汚れや重金属類などの毒物を短時間で凝集させ、
「フロック」と呼ばれる微細粒子の集合体に変える魔法の粉だ。
フロックは水に比べて比重が重いのですぐに沈殿し、透明で無毒な水を作り出す。
通常では汚れの粒子にマイナス電荷がかかっており、互いに反発してくっつかないのですが、カルシウムなどの無機成分はマイナス電荷を中和し、ポリグルタミン酸が粒子間を接着してフロックを形成するのです。
ただし、殺菌効果はないので、飲み水として用いるには煮沸するか塩素を入れたほうが安全です。
とはいえ、大腸菌などの雑菌類はほとんど除去され、うわ水には残りません
参照:https://www.njh.co.jp/small_company/sc14/
なるほど、この納豆のネバネバ成分である「ポリグルタミン酸」が汚れの粒子を凝集してくれるのですね!
ただし、飲み水にするには煮沸するか塩素を入れるかしないといけないそうです。
このPGα21Caは、1グラムで10リットルもの水を浄化できるというコスパも素晴らしい商品。
以前もテレビなどで紹介されてことのあるものなんだとか。
こちらの動画で実験の様子を見ることが出来ます。
「ポリグルタミン酸」を入れ、約二分ほどで凝集しました。
汚れた池にこの粉を入れるだけでたちまち綺麗になるそう!
【納豆菌の水質浄化剤】「ポリグルタミン酸」の値段は?災害時にも使える?
バングラディッシュの平均月収は3100円程で、バングラディシュに広まるには「PGα21Ca」(ポリグルタミン酸)を1グラム1円程度にして販売しているそう。
では、日本での価格は一体いくらくらいで販売しているのでしょうか?
『日本ポリグル株式会社』の公式サイトを訪れたところ、「レスキューセット」という商品が販売されていました!
「レスキューセット」は、災害時の生活用水を確保するために、販売されている商品なのだとか。
近くの河川や池・プールの水を利用することが出来れば、お風呂やトイレなどの水にも困らなくて済みますね。
また、飲用水としても殺菌処理を行えば可能だそう。
価格は、5袋入りセットで ¥5000、10袋入りセットで¥9000の送料込みだそう。
一袋で一体どれくらいの生活用水が確保されるのかというと、
なんと1000リットル!
未開封で三年間も保存可能なので災害時の備蓄としても最適ですね。
購入方法は、公式サイトにてファックスでのご注文か、WEBからの注文にも対応しています。
【納豆菌の水質浄化剤】ポリグルタミン酸・まとめ
「未来世紀 ジパング」という番組でも紹介された、納豆のネバネバ成分「ポリグルタミン酸」の水質浄化の原理や、災害時に利用できるのか?
そしてポリグルタミン酸とカルシウムなどを添加した「PGα21Ca」の価格や購入方法を調査しましたがいかがでしたでしょうか?
個人でも購入可能ですので、災害時の備蓄用にひとつ自宅にあっても良いかもしれませんね!
それでは最後までお読み下さりありがとうございました!
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