この記事では・・・
- ガンコなお鍋の焦げを重曹で簡単に落とす方法
- 鍋の材質別のコゲの取り方
- 重曹沸騰水の得意な汚れは何?
- 重曹沸騰水の作り方と保存方法
といった内容まとめました。お鍋の材質によっては重曹が不向きな場合もありますので要注意ですよ~!
お鍋の焦げ落とし、やろうやろうと思ってもついつい後回しにしがちですよね。
クレンザーを使用して、かねたわしでゴシゴシ、ゴシゴシ・・・
力を入れすぎて手も痛いし、なかなか落ちない!だから結局後回しにしてしまう。
そんな経験ありませんか?
私もその一人です。しかし、ある方法を知ってから、お鍋の焦げ落としが格段に楽になりました!
タイトルでお分かりの通りだと思いますが、重曹沸騰水で焦げたお鍋を煮る!それだけです。
【重曹沸騰水】とは何ぞや??
と思った方もいらっしゃるかと思います。
重曹を沸騰したお湯の中に入れ、溶かしたものです。
それを冷まして掃除などに使用すると、
ただの「重曹水」よりも格段と汚れ落ちが違う!
そんな、重曹水にひと手間かけて作るのが重曹沸騰水なのです。
ではではその「重曹沸騰水」を使ってお鍋焦げを取る方法を詳しくご紹介します。
お鍋を重曹で煮る!重曹沸騰水でお鍋の焦げを簡単に落とす方法
では早速、重曹沸騰水で頑固なお鍋の焦げをピカピカにする、詳しい方法をご紹介しますね!
するとあれよあれよと頑固だったお鍋の焦げが落ちていきますよ~!気持ちいいくらいに!
スポンジでは汚れ落ちがいまひとつだな・・・と思った方は、
ラップorアルミホイルを試した見て下さいね!
「ラップで取れるの!?」
と思われがちなのですが、ラップって意外とお掃除に向いていますよ~!
我が家のIHヒーターの焦げはいつもラップでお掃除しています^^
↓写真付きでIHヒーターのお掃除を解説しています☆
しかし、なぜ、重曹を沸騰させただけでこんなに汚れが落ちるのか。
ちょっと気になったので調べてみました。
また、この重曹沸騰水、お鍋の焦げ以外にもなんだか使えそう!
という事で、その他の汚れ落としにも効果を発揮してくれるのではないかと思い、重曹沸騰水で汚れが落ちるものをまとめました。
一つ注意が必要なのですが、アルミ製のお鍋は変色しますので、絶対にやらない方がいいですよ!
なぜ、重曹沸騰水で汚れがこんなに落ちるの?重曹沸騰水の原理
沸騰した水に、重曹を入れただけの重曹沸騰水、いったいなぜ、こんなにも汚れが落ちるのか。
その原理は、化学反応にありました。
・・・といっても、化学反応を見ても何が何やらさっぱりでして、見ても分からないのですが、
2NaHCO3 → Na2CO3 + H2O + CO2↑
重曹は、熱分解して炭酸ナトリウム、水、そして二酸化炭素に変化します。
重曹をわざわざ電気分解しなくても、熱をかけるだけで、簡単に炭酸ナトリウムに変わり、アルカリが強くなります。
参照:http://sekken-life.com/life/soap_jyusou.htm
重曹が、化学反応により炭酸ナトリウムとなり、洗浄効果がアップする!というのが、重曹沸騰水の原理だそう。
汚れ落としに重要な、アルカリの強さも、
重曹熱分解水 9.4
セスキ炭酸ソーダ 9.8
炭酸ナトリウム 10.4
上記のように、セスキ炭酸ソーダとほぼ同程度のアルカリのpH値になっています。
という事は、セスキ炭酸ソーダの代用として、重曹沸騰水が利用できそうですよね!
重曹沸騰水はどんな汚れに強いの?おすすめの使い方!
上記の章でも挙げた通り、重曹沸騰水は、セスキ炭酸ソーダとほぼ同じ値のアルカリ性です。
セスキ炭酸ソーダが得意な汚れと同じような使い方ができるという事になりますので、セスキ炭酸ソーダが得意とする汚れを調べました。
・お弁当箱などのプラスチックのベタベタ汚れ
・電気のスイッチやドアノブなどの手あか汚れ
・浴室の床や壁についた黒ずみや浴槽の毎日のお掃除に
・ワイシャツの襟などの黄ばみ汚れ
このように、様々な使い方が出来るそうです。素晴らしいですね!
特に、浴室周り全般に使えるのがいいですね!
浴槽の毎日お掃除にはもちろん、入浴後、壁や床にスプレーに入れた重曹沸騰水を振りかけておくだけでカビ予防も期待できるのだとか。凄いです!
そんな重曹沸騰水の適した量と作り方ご紹介します。
重曹沸騰水の作り方と保存方法
上記の記事で参照させて頂いたサイトに、とても参考なる、真似したい重曹沸騰水の作り方がありましたのでご紹介します。
スプレー一本だけ、重曹沸騰水を作りたい場合↓↓↓
水・・・1カップ
重曹・・小さじ1杯
・鍋でお湯を沸かし、沸騰したら重曹を加えます。二酸化炭素(炭酸ガス)の泡がシュッとでます。さらに、弱火で5分ほど沸騰させればできあがりです。
重曹沸騰水の濃縮タイプバージョン↓↓↓(これがとても便利そうで真似したい!)
水・・・5カップ
重曹・・200g
・上記の方法と同じ方法で作るのですが、注意していただきたいのが、重曹を入れるとき少しずつ入れるという事です。
まとめて入れると泡がでて溢れかねないそう。気をつけましょう。
こちらの濃縮タイプは、空になった液体洗剤の容器に入れて保存しておくと便利です。
この重曹沸騰水・濃縮タイプの主な使用方法としては、
・洗濯マグちゃんや石鹸のお洗濯などのお洗濯のお助けとして、水30リットルに対し、50ml投入する
・セスキ炭酸ソーダの代用として(目安は以下に記入しています)
セスキ炭酸ソーダ小さじ1杯⁼重曹沸騰水大さじ1.5杯
セスキ炭酸ソーダ大さじ1杯=重曹沸騰水大さじ5杯
このような使い方が出来ます。
保存できる日数は書いてなかったのですが、沸騰していない重曹水は約1~2週間で使い切った方がいいそう。(理由は、ゆるやかにアルカリ性から中性に傾いていくため、洗浄能力が落ちるため。)
ですので、重曹沸騰水も2週間を目安に使いきると良さそうですね。
アルミ鍋の焦げの落とし方はお酢かクエン酸で!
先ほども触れましたが、アルミ製の鍋は重曹と不向きです。
重曹の入った重曹沸騰水のもちろんNGです!
化学反応により変色してしまうので、せっかく買ったお鍋が台無しになりかねません!
アルミ鍋の焦げを取る方法は、
【お酢】
です!
お酢で鍋の焦げを落とす方法も、お酢を沸騰させるやり方だそう。
その方法を箇条書きにてまとめてみましたので参考にしてみて下さい!
酢水の入った鍋に、焦げたアルミの鍋を投入し、約10分ほど煮ます。
時間がたったら火を止めてスポンジでこする。
中性洗剤とも相性が良いので、
重曹沸騰水+中性洗剤とも使用できます。
こちらもスポンジで落ちない時はスポンジ以外のもので試してみて欲しいのですが、それがコレです!
筆者が調理学校に通っていた頃、これが常に常備されていました。
和食に使うアルミ鍋は常にコレで「ゴシゴシゴシゴシ・・・」
していましたよ~!
塩素系漂白剤でお鍋の焦げを落とす方法
塩素系漂白剤とは、「キッチンハイター」など、「混ぜるな危険」と注意書きが書いてあるのが主に塩素系の漂白剤です。
塩素系漂白剤でお鍋の焦げを落とす方法は、
- 焦げた鍋が浸かるくらいの容器に水と塩素系漂白剤を投入する(分量は、漂白剤の裏に書いてある量でOK)
- 一時間程漬けたら取り出し、スポンジで軽くこする
簡単な方法ですが、なかなか落ちない気がします。重曹沸騰水の方が断然落ちがいいっ!
玉ねぎの皮でお鍋の焦げが落ちる方法!?
玉ねぎの皮を使ってお鍋の焦げを落とすという、最強にエコな方法がありました!
特に、カレーやシチューなどを作る際に良くしがちな、鍋の底を焦がしてしまった時に最適な方法です!
その方法も簡単です。
- 玉ねぎの皮を焦げた鍋に入れる
- こげがひたるくらいの水を入れて、弱火で10~20分煮る
- 先のとがった物(へらや割りばし)でゴシゴシこする
焦がしてしまったカレーもスッキリ落とせますよ~!
天日干しでお鍋の焦げが落ちる!?
お日様にこげた鍋を当てるだけで焦げが落ちるなんてことがあるそうなんです!
天日で干してばりっばりにした焦げを、へらなどでそぎ落とすらしいのですが、天日に干すのは一日ではダメですよ~!
何と1~2週間も日当たりのよいところに干しておかなくてはならないそう。
時間がかかりますね(笑)
この方法は、重曹沸騰水を試してもらってから、最後の最後、
「もう捨てるしかないかな~・・・」
そう思った時に、最後の方法として取り入れてみても良いかもしれませんね!
重曹沸騰水でお鍋の焦げを落とす方法まとめ
重曹沸騰水は、お鍋の焦げ落としだけじゃなく、様々な汚れにも使える万能アイテムだという事が分かりました!
重曹一つで、セスキ炭酸ソーダの役割もしてくれるので、一石二鳥で節約したい主婦や、モノを持たない暮らしを実践中の方、ミニマリストにもってこいのアイテムだという事が分かりました。
重曹沸騰水をスプレーや濃縮タイプにして家じゅうをピカピカにしたいですね。
その他重曹やクエン酸の節約、お役立ち記事です。良かったら参考にしてみて下さい!