この記事では、朝の情報番組「スッキリ!」でも取り上げられる「冬季うつ病」とも呼ばれる【ウィンターブルー】の原因や対策・改善方法について、そもそも「ウィンターブルー」とはどういった病気なのか?を掘り下げていきます。
- 【ウィンターブルー】とはどういう病気?原因は日照時間
- 【ウィンターブルー】の症状とチェック項目一覧
- 【ウィンターブルー】の改善方法やならないための対策は?
『ウィンターブルー』という病気はご存じでしょうか?「冬季うつ病」とも呼ばれるこの病気、
「冬になるとなんだか体がだるい」や、「なんだか食欲が増して、炭水化物や甘いものが食べたくなる~!!」
などの症状が挙げられるのですが、
「もしかして自分もそうかもしれない??」
と思っている方も多いのではないでしょうか?筆者もその一人です。なんとか症状を改善したく、また「ウィンターブルー」について気になりましたので、改善方法や、そもそもの原因・対策などを深堀りしました!
目次よりお好きな場所からお読みいただけます^^
【ウィンターブルー】とはどういう病気?原因は日照時間
マリッジブルー・マタニティブルーなど、人生の転換期に、「うつ病」の症状が出ることを「○○ブルー」と言われますねよね!
近年では、「季節」でも「うつ病」になりやすい時期があるという風に言われています。春の「五月病」もそうですが、今回は得に冬!今の季節も「うつ病」になりやすいと言われています。
【ウィンターブルー】とは?その原因
ウィンターブルーになる原因の一つに、「日照時間」が関係しているといる説があります。
冬は太陽が出る時間、つまり「日照時間」が短いうえに、寒さもあるので屋内にこもりがちです。
太陽の光を浴びなければ、脳内で分泌される「幸せホルモン(セロトニン)」が減少してしまします。
日光を浴びる時間が減少⇒脳内の幸せホルモンが減少⇒気分が落ち込みやすくなる
という悪循環が原因なのだそう。
セロトニンは暗くなると自然に活動を停止し、代わってメラトニンが活動する。
メラトニンは睡眠へと誘うが、分泌が多くなりすぎると、やはり、うつ病を引き起こすと考えられている。
セロトニンが減少し、メラトニンという物質という物質が増えることで「うつ病」のような症状を引き起こすのだそう。
【ウィンターブルー】の症状とチェック項目一覧
原因が分かったところで、次は「ウィンターブルー」の詳しい症状を見ていきましょう!
以下のチェック項目を見てみてください。↓↓
- □寒くなると、気持ちが不安定になる
- □気分が落ち込んで、自己否定になる
- □無気力屋倦怠感に襲われる
- □食欲が増し、特に炭水化物や甘いものが食べたくなる
- □普段より多く睡眠をとっても、日中眠たさを感じる
上記が「ウィンターブルー」と言われる「冬季うつ」の症状のチェックシートです!
- 冬になると眠たくなる・・・
- 食欲が増す・・・
など、もしかすると万人に当てはまるのでは?とも思えるような症状もありますよね!
そして「昔からそうだよ~」という人も多いのでは?
筆者も冬になると毎年「眠気」、「倦怠感」、忙しさからの「疲労感」などで年末は特に疲弊しています(笑)
そんな症状を少しでも改善する方法があれば嬉しいですよね!
家庭でできる改善方法をまとめました。
【ウィンターブルー】の改善方法やならないための対策は?
冒頭にも言いましたが、「ウィンターブルー」になってしまう原因は、「日光に当たる時間の減少」により、セロトニンが減少し、「うつ病」のような症状が発症するというのが原因でしたね!
ということは・・・そう!「光を浴びる」ことで改善されるんです!
特に季節性のうつ病の予防や治療には、
- 午前中の太陽の光を浴びる
というのが有効。午前中にしっかり日光を浴びることで、規則正しい生活習慣が身につくのもそうですし、体内リズムを調整する役割もあるのだそう。
その他、食べ物でも「ウィンターブルー」対策があります。
【ウィンターブルー】改善方法・食べ物編
ウィンターブルーを改善するには日光を浴びることはもちろんですが、食事や食材でも改善できる方法があります。
もちろん、バランスの良い食事というのは大前提ですが、
「私、バランスの良い食事しているんだけどな~?」というかたも多いですよね!
バランスの良い食事とともに、「セロトニンを増やす」食材を積極的に摂取することが大切です。
「セロトニン」を増やすには「トリプトファン」が多い食材
幸せホルモン・・・なんだかいい響きですよね(笑)
幸せホルモンは日光だけでなく、食べるものでも増やすことが出来るそう!
セロトニンが体内で作られる際に材料となる「トリプトファン」を積極的に摂取することで「幸せホルモン」を増やすことが出来ます。
セロトニンは脳内で作られますが、その材料として必須アミノ酸のトリプトファンが必要となります。
ただし、トリプトファンは体内で生成できないので、食事から摂らなければなりません。食べ物から摂取したトリプトファンは、日中は脳内でセロトニンに変化し、夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。
そのため、トリプトファンが不足すると、不眠症や睡眠の質の低下を引き起こす原因となります。
また、トリプトファンは、糖質、たんぱく質、脂質を代謝・分解する上で必要なビタミン(ナイアシン)の合成も行います。
参照:健康応援サイト
気になる「トリプトファン」が多い食材ですが、
- 豆腐
- 納豆
- 味噌
- 醤油
- チーズ
- 牛乳
- ヨーグルト
- 米など穀類
- ゴマ
- ピーナッツ
- 卵
- バナナ
上記の食材のほかに、肉や魚(鮭・さば・胸肉・脂身のない肉)と炭水化物を一緒に摂取することでも「トリプトファン」の合成が促進されるそう。
つまり、バランスよく、ヘルシーな食事を心がけると良いですね!
「トリプトファン」はどのくらい摂取すればいいの?
ちなみに、一日にどのくらい「トリプトファン」を摂取すればいいのか?と気になりましたので調査!
摂取量の目安は、体重1kgあたり2mg程度。体重が60kgの方の場合は120mgとなります。
参照:健康応援サイト
なるほど。
女性であればだいたい100㎎前後を目安に摂取すると良さそうですね!
ちなみに、100グラム当たりにトリプトファンが多い食材は、
- カツオ・・・310㎎
- マグロ赤身・・・270㎎
- 豚ロース・・・280㎎
- 胸肉・・・270㎎
- 玄米・・・94㎎
- 木綿豆腐・・・98㎎
- 白米・・・82㎎
- 豆乳・・・53㎎
驚いたのが、「白米」など穀物にもトリプトファンが多いという事!
「ウィンターブルー」の症状のひとつである、「過食」は、「トリプトファン」の摂取を兼ねているのかもしれませんね~。ほかにも乳製品
のチーズやヨーグルトにも多く含まれているので、積極的に摂取すると良いですね!
ウィンターブルーとは?症状や改善方法と対策の食べ物は?原因は「日照時間」?
今回は、冬の病気「ウィンターブルー」という「冬季うつ病」について、詳しい症状や改善方法、対策できる食べ物などを紹介しました。
「ウィンターブルー」の改善方法をおさらいすると・・・
- 朝、積極的に日光を浴びる
- 「トリプトファン」が多く含まれる食品を摂取する
こちらの二点を意識して、「ウィンターブルー」対策を行いたいですね。
個人的には、玄米食がおすすめです^^ダイエット効果もありますよ~!
それでは最後までお読みくださりありがとうございました!