不綿布と不織布の違いは?読み方とそれぞれの特徴をわかりやすく解説

不織布と不綿布の違い

マスクの素材として身近になった「不織布」。
読み方は「ふしょくふ」と読みます。
不織布と同じように使われている「不綿布」は「ふめん」で変換すると出てくるワードですが、本当の読み方が気になりますよね。
本記事では、

  • 不綿布と不織布の読み方
  • 「不綿布」とは何なのか
  • 「不織布」とは何なのか

についてまとめました。

結論から申し上げますと、巷では「不織布」と「不綿布」を同じ意味で使われています。(不織布を使用した使い捨てマスクのこと)

調べてみますとツイッターなどSNSでも、みなさん当たり前のように「不織布マスク」を「不綿布マスク」と表現されていました。

そもそも不織布と不綿布は何なのか?なぜ同じ意味に使われているのか気になる点を詳しく調べました。

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「不綿布」と「不織布」の読み方

まずは「不綿布」と「不織布」の読み方ですが、

  • 「不織布」・・・「ふしょくふ」
  • 「不綿布」・・・?(おそらく「ふめん」ふ)

早速疑問系の内容で申し訳ないのですが、「Weblio辞書」やウィキペディアで調べてみても「不綿布」という言葉はありません。

不織布についてはWeblio辞書やウィキペディアに掲載されていますが、「不綿布」については記載がありません。

ただ、パソコンやスマホで変換する際、「ふめん」と入力すると出てくるので、おそらく

・「不綿布」・・・ふめんふ、またはふめんぬの

とみなさん読まれているのではないでしょうか。

ここで気になるのが、そもそも「不綿布」が何なのか?ですね。

「不綿布」、「不織布」とはわかりやすく言うと何なのか?

「不綿布」、「不織布」がそもそもどんなものなのか、簡単に説明したいと思います。まずは辞書にも載っている「不織布」から調べました。

「不織布」をわかりやすく言うと?

不織布をわかりやすく言うと、

  • 織らない布で、普通の布より生産性が高い
  • 抗菌機能など、さまざまな原料を組み合わせることが可能
  • 通気性・ろ過性・保温性に優れている
  • 元々ドイツでフェルトの代用品として生まれた
  • 衛生製品〜工業製品、日用雑貨とあらゆるところで使われている

不織布を製造されている企業さんのホームページを参考にさせていただきました。

不織布とは文字通り「織らない布」で1900年頃にドイツでフェルトの代用品として生まれました。原料となる繊維を織ったり編んだりする事無く化学的、物理的手法を用い繊維同士を結合あるいは交絡させてシート状にしたものです。不織布の特徴は様々な原材料の組み合わせと製造方法や加工方法で不織布自体に様々な機能性を持たせる事ができ製造工程が短く、従来の「織る布」に比べ生産性が高いことです。不織布は既に日常生活のあらゆるシーンで活躍しており衛生用品や医療用品はもちろん工業製品、衣料品、建築資材、農業資材、日用雑貨・インテリアなど不織布はその用途と可能性をどんどん広げています。  出典:https://www.marusan-sangyo.co.jp/intro/nonwoven/

「不織布」は布状のものだけでなく、レザー状、綿状、紙状のものがあります。

原料もさまざまで、

  • 天然繊維(繊維・綿・羊毛・麻・パルプ・絹・鉱物繊維)
  • 化学繊維(繊維・レーヨン・ナイロン・ポリエステル・ポリプロピレン・アクリル繊維・ビニロン・アラミド繊維・・ガラス繊維)

天然繊維から化学繊維まで幅広く加工できる特徴があります。

私たちが毎日利用している「不織布マスク」の原料ですが、筆者が持っているものをものを確認した所、「ポリプロピレン」でした。

リーズナブルで購入しやすい一般的なものです。
化学繊維でできている「不織布マスク」ですが、もしかしたら天然素材のものを「不綿布マスク」と言うのかな?と仮説を立て調べてみました。

ちなみに今回調べてみてバリバリの「化学繊維」な不織布マスクを使い続けるのが少々怖くなった私。
大人はいいですが、毎日子供たちにも着けさせているので、できれば天然素材を使用したマスクを使いたいですね。

こちら、外側はポリプロピレン素材なのですが、肌側はコットン素材なので、敏感肌のお子さんも安心です。

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マスクで肌荒れしている方は、もしかすると化学繊維が原因かもしれませんね。

「不綿布」をわかりやすく言うと?

「不綿布」をわかりやすく言うと、「そのような言葉は見つからない」とういうのが調べた結論です。

そもそも「綿(わた、メン、)」と読むので、「織(ショク)」と間違いようがない言葉なのに、なぜ間違って使われるようになったのでしょうか。

「不織布」と「不綿布」はなぜ同じ意味で使われるようになったのか?

これはあくまで筆者の推測なのですが<strong>、「木綿」素材のマスクと「不織」マスクが混同してしまったのではないか?と考えました。

「木綿(もめん)」とは布の種類の一種で、コットンのことを木綿と表現します。

紙マスクが不足している時に、コットン素材で作ったマスクは非常に重宝しましたよね。その際おそらく「木綿布マスク」と言う言葉を目にすることが多かったのではないでしょうか?

その後、不織布マスクが普及されて今はどこでも購入することができるようになりました。

「木綿」
「不綿」

どうですか?何だかぱっと見似ていませんか?(笑)

もしかすると、「木」と「不」の見間違いで生まれた言葉・・・なのでは?と筆者は推測しました。

まとめ

「不綿布」と「不織布」の違いというか、そもそも同じように使われていた二つの言葉ですが、調べたところ「不綿布」という言葉自体が「ない」という結果に至りました。(あくまでも私が調べた段階で、です。)

なぜこういった使い方をするようになったのか?その理由を考えてみたところ、「不綿」と「木綿」の見間違いでは?!という推測をさせていただきました。

あなたはどう思いますか?Googleで検索してもその意味が出てこない「不綿」。なぜなのか不思議ですね!他に考えられる推測があればコメントください!
みなさんの推測を順次記事に追記していきたいと思います。

それでは最後までお読みくださりありがとうございました!

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